緑茶ときどきコーラ

35歳、独身、一人暮らし、ぼっち、低収入、友達少、退屈な日常

「オズの世界」 小森陽一  感想

劇場版は見ていない。

劇場版が始まる少し前に購入し、ずっと放置されてたやつ。

 

 

タイトル

オズの世界

 

作者

小森陽一

 

内容紹介

配属先はローカル遊園地!?ディズニーランドで働く夢に破れ、二度と遊園地には行かないと心に決めた久瑠実。失意のうちにホテルへの入社を決めた彼女が命じられたのは、グループ傘下にあたる九州の遊園地での勤務だった。理想と現実のギャップに不満だらけの久瑠実、しかしそこでは更なる試練が待ち受けていた━━。遊園地の知られざる裏側と不慣れな地で奮闘する新米社員を描くお仕事小説。

(裏表紙より) 

 

感想

 二度と遊園地には行かない。都会から遠く離れた田舎のさびれた遊園地に配属された、新入社員の1年間の話し。

ディズニーランドとローカル遊園地での考え方の違いというか物事の進め方の違いがちょこちょこ説明されてるのが面白い。実際にもわりとそうなのかなーと思わされる。結構リアリティーありそう。小塚みたいなぶっ飛んでたり自由に色々やってそうな人はさすがにいないとは思うけど。

途中から突然の恋愛話しになってきたりとそんな展開期待していないんだが…、みたいなところもあった。新入社員が22歳で、小塚は何歳なんだろうなーみたいな感じで(登場人物では30歳だったけど、見てなかったので35以上だろうと思っていたのでw)。特に”美月が小塚が好きになった~”というところが突然すぎて。

恋愛要素と沼田の同僚陥れる密会とかの部分があんまり好きじゃなかったというか必要があったのかー、と思うところ。というか仕事に恋愛絡めてくるのが個人的に苦手。僕の経験では上手くいかなかった過去があるからかもしれない。

女性主人公のお仕事小説の中では標準であるものならば仕方ないのだが。

 

はじめは嫌々、我慢して1年間頑張ることを決めて、地元とは遠く離れた場所で働く。それをきっかけに「本当の自分を見つけ、居場所を見つけることができた」、新入社員の物語。

存分に楽しませてもらいました!