「夜廻 よまわり」 保坂渉 感想
このゲームが発売された頃、偶然ニコニコかYouTubeか忘れたけど実況動画を見ていて面白かったなーという記憶。配信者は覚えてない。
書店で面白そうなのを探してるときに偶然見つけた。
タイトル
夜廻 よまわり
作者
原作 日本一ソフトウェア
著 保坂渉
内容紹介
夜が、私たちを見つめてくる
早くに母親を亡くし、姉と支え合いながら、愛犬・ポロとともに生きてきた幼い少女。ある夕暮れ時、少女がポロを散歩させていると、突如現れた大きな影がポロを飲み込んでしまう。一人帰ってきた少女を見た姉は、ポロを探しに夜の町に向かった。帰ってない姉を待つ少女は胸騒ぎを感じ、姉とポロを探すため、自分も家の外に飛び出す。そこで見たものは、夜の町にひしめく恐ろしい生き物たちだった━━。
(帯裏面より)
感想
夜の町は静かで誰もいない、車も走っていない、家の明かりも少なく街灯も少ない。僕の住んでいる田舎もそうだったので夜が怖かったという記憶が蘇ってくるような物語だった。
愛犬がいなくなっていまったところはホラーとして読んでいたので見つけるまですっかり気づかなかった。あらためて読み返すとちゃんと説明されていた。書き方によってできる演出ってのは何を見ても本質に気づかないことが多い。
悪霊が~、という感じではなく夜に現れる怪物から逃げながら姉と愛犬を町中探し回る妹のパート、妹を夜の町から、夜に現れる怪物から守るために行動し潜む姉のパート。どちらも違った怖さがあって飽きずに読めた。
ゲームでは姉のパートってあったか覚えてないけど、「よまわりさん=ブギーマン」の話しは、なるほどって感じだった。
最後に
「ブギーマン」をwikiで見てみると他の国の類似怪物が書いてあり、いろんな国で形や名前は違えど似たような伝承があって面白い。
日本では「なまはげ」だそうだ。