夢をかなえるゾウ3 感想
夢をかなえるゾウ(3) 文庫版 ブラックガネーシャの教え [ 水野敬也 ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 文学 > その他
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 777円
夢ゾウシリーズ第三弾。略タイトルあるのを初めて知った。
1巻読んで気が付いたら3巻出てたからね!
今後も4、5巻と続いていくのかな。期待。
自己啓発本を読んでも何も残らない僕のような人にはいいかもしれない。
小説読みながら自己啓発とか最近は漫画解説とかも増えてきてる気がする。
こういうほうが好きだな。ストーリーのほうが実行する前後でどう変わったか見えるからわかりやすい。
サブタイトルは「ブラックガネーシャの教え」
内容紹介(裏表紙より)
『夢ゾウ』シリーズ第三弾。人生のくだりのエスカレーターにのりかかった、夢をあきらめきれないOLのもとにやってきたガネーシャはなんとブラックな姿に変身!カーネルサンダースくんを白髪にし、ムンクくんを叫ばせるほどにスパイシーなその教えとは?しかも今回はガネーシャのライバルが!?
アカン、ワシ史上最大のピンチや!
感想
途中ダレるところはあるものの主人公の女性に感情移入しやすくてとても良かった。
感情移入しやすいっていうのも主人公の女性には名前が与えられていなかった、ってのが大きい気がする。たぶんそういう意図があったのかなーと思う。
商売、お客さんを喜ばせるためにツラく困難な善の方法と特効性のある悪のやり方の2つを見せて、やっぱ犯罪紛いの商売とお客のために工夫されたやり方ってのはこうも違いがあるんだなーと感じることができた。
絶望からの立ち直りを書いた、最後の課題1はとても参考になった。是非とも実行したい課題。僕も断食挑戦するかーって気持ちになった。
幸っちゃんは今回も登場。いい意味でキャラが壊れてて面白いw
個人的にブラックガネーシャとの対決のところがちょっとダレる。課題がなく、教えがあるだけで実行というよりは知識というだけってのがそう思わせたのかなって思う。そういうパートって1,2巻ではなかったから特にそう感じるのかもしれない。教えってのが良心があれば間違ったことだとわかることだしね。やり方としてはあるかもしれないけど好きな方法じゃないなーと。
そこのパートがないとその後の展開につながらないので重要な部分ではあるんだけどね。そのあとはもう胸が締め付けられる思いで…。だから頑張りたくなくなっちゃうんだよなーと。でもそこから立ち直って本音を出せたところは感動でした!
主人公の夢っていうのには最後驚かされた。それが本当に夢だったんだねってw
ただ理想を語っていただけって思ってたから、意外でした。
総評
学ぶことが多くて面白かった。結構長編(個人的に)なので楽しいところは一気に、ダレるところは時間かかったけど読み終わりは清々しい気分でした。自分も頑張らないと!っていう気持ちになれた。
今回のは特に自分でもやってみようかなと思えるものが多くて参考になった。
本当に今回のは特に生活費をソシャゲに注ぎ込んでしまう人たちには見てもらいたいw
物語のはじめの「必要のないものは捨てる」ってのは現代でいうならそういう人にあてはまると思うんだよね。ま、自分は無理のない課金兵だけどそう感じたもの。
この本を通して思ったこと
はっきりいって自分はこのガネーシャの言う2つの人生うち楽な方を突き進んでいる。頑張った経験ってよくよく思い返すとない気がするんだよね…。一時的に頑張ったはあるかもしれないけど(テスト勉強一夜漬けとか)継続して頑張ってきたってのはないかなって気がする。
近々、断食でも挑戦してみるかなー。これだけ実践じゃあダメだとは思うけど、とりあえず何かはじめてクリアしていく達成感ってのを味わってそれが成長する糧になればこんな自分でも変わっていけるのかなーって思わせてくれる一冊でした。
あとは無謀でもなんでも夢を持つことって大事なんだなと。
僕は特に夢って思い当たるものがない。目標とかもないし…。
とりあえずはこれを機に、書評ってのを最低1週間に1冊書いていくっていうのを実践していこうかなと思う。
正直となりでケツを叩いてくれる人がいるわけでもないし、すぐやめる癖があるから不安ではあるけどやってみようと思います。その先にはどんな良いこと(もしくは悪いこと)があるかはわかりませんが少し頑張ってみようかなと。