緑茶ときどきコーラ

35歳、独身、一人暮らし、ぼっち、低収入、友達少、退屈な日常

「星降プラネタリウム」美奈川護  感想

結構前にTSUTAYAで本を探してるときに出会った本。

当時アマプラで仮面ライダー電王を見ていた影響かもしれない。タイトルに引かれて購入した作品。

 

 

 

 

内容紹介

施設運営部プラネタリウム事業課天文係ーそれは、5月上旬に新入社員研修を終えた渡久地昴が告げられた配属先だった。希望とは違う部署で働くことになった昴は、先輩である望月にプラネタリウムのコンソールボックスへ案内された。上映が始まると、指先一つで宇宙を操り、観客に星の解説をする仕事を目の当たりにする。「人は何のために星を見るのでしょうか」その答えを知るために、故郷を捨てた己と向き合っていく。

 

 

感想

「人はなんのために星を見るのでしょうか」この問いかけが印象的な作品。

春夏秋冬の章に分かれ、それぞれプラネタリウムへ訪れた人たちへの要望を叶えつつ、上記問いかけに対しての答えを語ってくれる。

物語の中では、夏の章が好きだった。

銀河鉄道の夜って名前は知ってるけど読んだことはない。子供の頃、教科書でちらっと見たことあるかもレベル。この作品を通じてざっくりではあるが星座をもとに出発点からスタートしてサウザンクロスを目指した話しなんだなと。ただ読んだだけなら絶対気づかなかったであろうことは興味をもつきっかけにもなった。

 

頭では認めなければいけないことを受け入れられない子供な自分と改めて向き合い 、その一歩を踏み出すことでさらに次の歩を進めていく。あきらめた夢をまた頑張りたい。そんな思いが込められた作品ではないだろうか。

 

最後に

僕は夢だとかそんなものは特になくただ毎日を平凡に過ごしてきてそれがこのままずっと続くだろうなと思っていただけに、もっと前向きに頑張っていきたいと思った。このブログもその一つなのかなって思う。

それと子供の頃以来のプラネタリウムに行ってみたくなった。

僕にとって星をみるのは…なんも出てこない。でも冬の空はわりと好きかな。綺麗に見えるし。寒いけど。

冬にでもどこかでかけて星空でも見に行くかな!とか思ったけど絶対いかなそうだな…いまのままの自分なら。移動好きじゃないからなぁ。その好きじゃないことの1歩を踏み出すことがまずは大事かな。これに限らず。